情報の非対称性の解消に特許図面が果たす役割
この記事に書いてあること 目次 はじめに 経済学者のジョージ …
情報の非対称性が拡大すると、まず知財権取得コストが増大します。とりわけ審査官、出願人、現地代理人の間で技術内容や権利範囲の理解が十分に共有されない場合、中間手続対応が反復し、権利範囲が過度に保守的になりやすくなります。第二に、権利者と被疑侵害者、原告と被告の間で認識の差異が大きいほど、誤解に基づく主張対立が生じやすくなり、係争リスクや紛争対応コストが増大します。
第三に、知財関連取引全般においても、取引内容や対象物の評価が困難となり、過剰な説明や安全設計が必要となることで、取引コストそのものが押し上げられます。